メビウス（恐怖）
ドッかの王女が記者たちに囲まれている。ドッかの王女は緑色の地に花柄の模様があるシフォンでできたドレスを着ている。ペチコートは黒で、張りのあるチュールだ。ウエストが絞られていて、前はミニ、後ろはトレーンが長くなっている。後ろのそれをまき込んで膝にのせラフな感じで、ドッかの王女は王女一家と話しをしている。
明日の新聞に載せるのだろうか、記者たちはそのトレーンのまき込みを解けと言っている。そして下へ降りてきてと言う。下には公園があり、そこへ続くなだらかにカーブしている道もある。しかし、王女は公園まで最短距離の崖を、次々石に座りながら移動する。スカートの中が見えないように気をつけながら、一つ一つ降りて行く。苔むした石でスカートがよごれるだろうに、さすが王女様だなどと思う。
下の公園の様子をスペインでのバス観光中の休憩で公園にいた私達は、ベンチに荷物をおき見学しにいく。3人が行きもう一人も行くと言い、最後の私も行った。なだらかにカーブしている道を急いで降りて行ってみると面白い情景だ。
公園には３人のインドの国の人と見られる人がいる。インドの作法で四角い池にはいる。水の中にはあお向けに寝て死んでいるかのように動かない人もいる。皿に入った花びらを持ち王女に向かって何か言っている。王女も足場の悪いなか、最後には池にはだしで立っていた。でも池の深さは2〜３センチと見た。
その儀式もおわりそうになって、カメラを持ってくればよかった・・デジカメでもと気付く。間に合うかどうかわからないがとりあえず急いで道を駆け登り取りに行く私。バスでの観光旅行なのでバスは少し遠くに止まっている。スペインの家まで帰ったほうが早いと判断する★。
駆けてスペインの家まで帰る途中に写真屋があった。家がいくら近くてもまだ、なのでここで“写るんです”を買おうとする。どの種類にしようか迷っていたら、店のおばチャンが、「これはおもしろいよ。ワイドでぐにゃっとうつるんだよ★」「それはいらない、ふつうので」と言う。「じゃ、こっちね」
金がない事に気付く。財布をベンチに置いてきたからだ。左のポケットをさわると小銭がチャラと言った。ガムのゴミとかと一緒にショーウィンドウにばらまく。が足りない。どうしよう、そこへ来た男の人が払ってあげましょうかと言った。そうしようかとおもってもう一度ポケットを触るとこんどはジャラッと言った★。小銭が増えている。５００円玉★もある。それがあればもう大丈夫だ。支払う。受け取りは明日だ★。
とりあえず日本の家へ帰る★。家へ帰って写真の受け取りは明日だと確認する★。そこでベンチに荷物を忘れてきたことを思い出した。スリが横行するスペインだ。きっと荷物は盗まれている。パスポートやカメラや、金もきっとなくなっている。5人分だ。みんなはどうしているだろうか。
とりあえずスペインへ戻らなきゃ★。家を出ようとした時長女が帰って来た。忙しく訳を説明して、とりあえず行ってくるからと言う。説明し終わったところで次女が帰ってくる。又あせって説明をする。「今帰って来たところ、ほらスペインの風をどうぞ」と手を振り風を送ったりもする。「またいってくるわ。じゃ、よろしく」「うん、いってらっしゃい」
ハイそこまで！！！
おかしい所★が何個所でも出てきます。なぜかというとこれは『 夢 』だからです。朝６時に寝たのに、８時に起きちゃったのです。しかもあせびっしょりで。でもこれって面白いパターンかもと思って・・。早起きの夫が新しいパソで碁をしているパソコン置き場から、ノートパソコンの方の接続をはずしてダイニングへ持ってきて、たった今の夢を書き記している日曜日。私のプロ根性★は、なかなかのものがあるでしょう。
ところで小泉内閣メールマガジンは『まりあチャンネル』と同じ週間更新です。首相は忙しい身でありながら毎週何かを発信します。そのあと3名の議員の紹介と方針です。阿部官房長官は首相のライオンハートエッセイのとばっちりで、編集後記として毎週締めの言葉をかくはめになっていたのですね・・。
さて汗も引いちゃったから風呂でもないし、眠りが足りないからもう一眠りか。でもすっかり目は覚めちゃったし・・手間がかからない夫はこのまま夜まで碁三昧だし。はて、とりあえず新聞でも読むとするか。
昼間２時〜夕方８時睡眠を取りました。夕飯は出前、そして又夜中は眠れなーい！どこまでも続く逆転生活。これってクラインの壷？メビウスの輪？
出来た文は熟成させる。しばらく置いておくと新しい何かを書き足したり他の共通する文と合体させたりしてウレシイものになる。熟成が足りないとシンプルで短い文になる。
ヘルマンヘッセの詩集についてありとあらゆるリストを作るスタッフのように、または尽きることのないアイディアでサグラダファミリアを造ったガウディのように、あのすごい量を書き残したピカソのように、スペイン旅行でそれらを目標にしようと思いついたまりあが書いた今回の作品を、つつしんでお届けいたし、ア、ま〜す〜るう。
これが不思議なメビウスの輪とクラインの壷です。おさがわせ、おさわがせしました! チャンチャン。
