モンピ　（漢　字）

 

昔々あるところに若い女がいたそうな。

その人が子供をベビーカーに乗せて散歩していたそうな。
庭園グッズを販売しているような店の看板に　「　門　扉　」　という字を発見したそうな・・。
その人はいつもモンペイぐらいに思っていたが口に出しはせず、その機会もなかった。そういう縁遠い字だったとか。その庭園グッズが置いてある場所の看板を見て「オオッ」と感嘆の声を挙げたとか挙げなかったとか。

そこに書いてある門扉のその振り仮名は、なんと　「モ　ン　ピ」　だった。読めない書けない字はないと豪語していた、若い（しつこい？）女の人はその時ショックを受けたそうな。「モンピって・・。」


「モンピドロボーの一部始終をなんとカメラがとらえていました」

あれから２０数年経ちモンピ泥棒が出現した。テレビの中でニュースキャスターの安藤優子が叫んでいる。家の看板であるモンピ、鉄でできた凝った柄のモンピは上へ持ち上げると簡単に外れるそうだ。盗んだモンピ、それを溶かして再生するというところへ売って１００円ぐらいになるそうだが、その人はそれで生計を立てていたとか。読み方にも驚いたがそんなことを仕事にしている人がいたとはさらに驚きだ。










「リーガン」が「レーガン」に、「アルパシーノ」が「アルパチーノ」にいつの間にか変わる。
「カシアスクレイ」が「モハメドアリ」に「ノーマジーン」が「マリリンモンロー」に、これは改名だけど・・・。「ビールス」が「ウィルス」に、「油虫」も突然「ゴキブリ」に変貌し定着した。「御用達」「ごようたつ」も「ごようたし」と読むようになる。

そして「固執」の読みが「こしつ」でも「こしゅう」でも良い、「重複」も「ちょうふく」が「じゅうふく」でも良いとか。「確執」「かくしつ」でさえ「かくしゅう」とは、日本語が崩れていく。これらの読みに関して本心を言うと、せっかく覚えたのにつまんないったら。

たとえば一文字の読み方　
掌たなごころ　
古いにしえ　
轍わだち　
理ことわり本が出た。「難しい漢字、読めますか」

区区まちまち
努努ゆめゆめ
態態わざわざこれらは読めない。

和むなごむ
詰るなじる
希うねがう
労うねぎらう
旧いふるい
謙るへりくだる
弁えるわきまえる
熟つくづく
中るあたる
漁るあさる
発くあばく
労るいたわる
扱くしごく
急くせく
質すただす
験すためす
約めるつづめる
撮むつまむ
政所まんどころ
仙人掌さぼてん
乾酪チーズ
齷齪あくせく
矍鑠かくしゃく
只管ひたすら
沁沁しみじみこれらは読めるものと読めないものがある。

幽かかすか
肖る　あやかる
惚気る　のろけるこれらはタケシの番組で出題されていた。


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