アマルフィ・デラ・セーラ

＜七夕は私の誕生日で子供の頃七夕笹飾り作りは家族の一大イベントでした。

その大きな笹飾りの下で浴衣を着た幼い姉と私がゲラゲラ大笑いしている写真があります。姉はおなかを折って笑い、私はおなかを突き出して笑っています。父がおもしろい事を言ってからシャッターを切ったのです。あの時代の幸せな家族の思い出。その父も17年前に他界し、天の人となりました。生前には何かと反発する事の多かった私も今では感謝の気持ちでいっぱいです。父に私の気持ちが届くように願いを込めて今年の短冊にはこう書きます。

「お父さん元気ですか。いつも有難うございました」（白山・昭和のおり姫　様）

妹がミニコミ新聞を持ってきた。そこには私たちが子どもだったころのエピソードが書かれていて、それを読んだ途端、一枚の写真がはっきりと思い出された。

絵が上手な妹は小学生の頃、防災週間消防の絵で表彰されたことがある。その頃書いた静物は、私達が二十歳すぎまで実家の玄関の鏡の上に飾ってあった。漫画もうまく、特に天使の絵はほんとにかわいい表情でいつまでも見入ってしまうほどだった。

近年、活動的になりプール通いやアクセサリー作りそして絵手紙を始めたと聞き、やはり絵に辿り着いたかという思いがある。テーマ『七夕』で○○新聞チケットプレゼント係へ投稿し、見事掲載され映画「アマルフィ」をみてきたそうだ。

アマルフィは、ローマから約２００Km、ナポリからだと４０Kmほど南東にある海岸線にそった海洋都市である。私の記憶の底にアマルフィという言葉が・・・そうそう、私は数年前に行ったことがあったのだ。

イタリアではなく江ノ島方面の・・・アマルフィ・デラ・セーラ『2003ペルピニアン』「フォトフィエスタ」

今や妹の特技の一つである絵手紙、ピンクのプードルを書いたものが同じ号のイラストコーナーにもあった。来月のテーマは「私の夏」だとか。

今度は唯一（？）家族で行った猿島の、家族４人で写った水着写真にて、遭難しかけたボートの話でもいかが？