プリンセス（５月生まれのジル）

ジル様が消えて一時間。懐中電気でソファーの裏や部屋の隅を照らしたり、ビデオを取り出して裏を捜したり途方にくれたり・・。家じゅう何度も探し回って又途方に暮れたり。さっき洗面所で汚れた足やおしりやをお湯で洗ったから怒っちゃったのかと思ったり、不思議でジル様の存在が夢だったかとも思えたり。のっぴきならないことになってたりしないかなどと言ったり。結局押入れの前の空間にいたのだけれど。そこはせんも私もが見た場所で・・。ジル様が消えて結局二時間弱が経っていた。迷子騒動で疲れ麦茶でひと息入れました。そして汗だらけのせんの甚平の替えを出しました。ウチは広い。ってか片付けよう！！さっぱりと。。。これは２１年６月の事件です。

最初は廊下に置かれたキャリーバッグの中だけだった。子猫の活動範囲は徐々に増えていった。廊下からサロンへ。畳の部屋はダメと思ってふすまを閉めていたが和室へも入れるようにした。教えないのに爪とぎを使って爪をといでいます。そのほかには爪を立てずほんとに感心な子です。猫パパがご飯の茶碗と水の入れ物、トイレセットなどを会社の帰りに買ってきてくれた。次の日は爪とぎとおもちゃ数点を。

７月のジルウチへ来た時450グラム。今日900グラムになりました。遊んで食べて寝てどんどん育つジル様です。

ベッドがあるからダメと思っていた子供部屋Ａへもはいれるようにした。しかし子供部屋Ｂとベランダはだめ。

８月のジルいつでも私を追っている目。ジルったら可愛すぎ！この頃はピョンピョンしてワオキツネザルにも似た動きをする。アマガミがアマガミでなくなｔ5263て0って（今キーボードにのっかった）痛くて困る。

９月のジルおてつだいさんになろうとしているジル。台所で料理したり洗い物をしたりしているとやり方を見に来る。洗顔や化粧も見に来るし、洗濯も手伝おうとしている。でも掃除機だけは苦手のようです。『きょうの猫村さん」の文庫がルーシーよりまりあの手に。＜家政婦としてお屋敷でご奉公中の猫村さん。猫だと思って侮っちゃいけません。炊事、洗濯、お掃除、なんでもできちゃうんです！独特の間合いと、独特の風合いをどうぞお楽しみあれ！＞

だめだというのに箪笥の上、冷蔵庫の上、写真立てがたくさん飾ってあるたんすの上、テレビの上、食卓の上に乗る。仏壇の中にいたこともある。その時はおどろきすぎてデジカメを探してしまった。

１０月のジル４５０グラムだったジルが２．５キロに育ってきたので、ラインストーン入り鈴付きティファニーブルーの首輪をね。ソファーで寝ているジルに「ちょっとどいてね」とどかして自分の定位置に座ろうとしている夫。「せっかく寝ているのだからセンが隣に座ればいいじゃん」一分後にパソコンへ行くくせにと思いそう言った。案の定パソコンへ行ったセンを追いかけて行き「ジルが一番あんたは二番」と言ったら「おかしくなってきてるぞー」と言われた。ねこっかわいがりってか？

１１，１２月と落ち着いて生活していたが、１月になったある日、急にポーポー泣き出した。この子は声が小さくてほとんど泣かない。それが咽喉を使って出る声をみつけたかのように、それを楽しんでいるかのように、ポーポー鳴く。マンションの住民に猫を飼っていることがばれてしまうなどとあせったりもした。実は年末から不妊手術を受けるようにと仕事場のT先生にさんざん言われていたのだった。何にも変化はないし、手術するのもかわいそうだと思いずるずると年をこしていたのだった。夏のワクチン以来の動物病院へ行った。

「今、無事手術が終わりました」

と４時頃電話が来た。今日ジルは病院に泊まる。翌日１０時頃大きいキャリーバッグを持って迎えに行った。犬や猫の鳴き声の中一晩を過ごしたたであろうジルは、エリザベスカラーをして連れてこられた。顔を覗き込み目を合わせて確認した。その時連れてきてくれた看護婦さんのジーンズがてんてんと濡れているのをドクターが見つけた。診察台に置かれた途端本格的におしっこをした。タオルがとびかい掃除された。傷跡を消毒していたら次はウンチをぽろぽろしだした。病院にはちょっと迷惑をおかけしたが安心したんだなと思っておかしかった。

猫は３か月で２〜３歳だそう。避妊手術を行ったのが８カ月だから、人間でいうと１５〜６歳ということか。猫の成長は早く一生は短い。せいいっぱい可愛がってあげようと思う。

猫ママのうでは傷だらけ。それを見たＴ先生、爪切りをしてあげなさいと。散歩の為のハーネスやリードなんていらない、それよりシャンプーや爪切りよと。猫に散歩は不必要、病気になると。勉強になるう。流石４匹の猫ママ、ジルの恩人！

猫パパは会社帰りに缶詰を買ってきてくれるし、猫ママはせっせと缶詰を開けている。二人掛かりで薬を飲ませたり、爪を切ったり、老夫婦が又子育てをしているようです。

朝と外出から帰った時の甘え方は尋常ではない。足元に寝転んでくっついて離れない。歩くのに踏みそうだと夫も言う。しかし猫ってトイレもすぐ覚えるし、爪とぎも与えればちゃんとするし、世話が楽という事に気がついたとも言う。爪とぎと言えば、最初は爪とぎだけを使っていたのですが、この頃籐の椅子や籐のテーブルを使っています。まあいいわと許しています。ときどきふすまなども使います。まあいいでしょう。レースのカーテンをなめています。舌がざらざらしているのでカーテンがけばだってきました。カーテンをひっかくようになりは無残にひきつれてしまっています。でもテレビで隠れているのでまあいいか、です。ショールのフリンジやセーターがボーボーになります。皮のソファーにも平気でカリカリと・・・小さい傷がたくさんできて・・・でも古いものだし、まあいいか。

３月、３．４キロになったジル様は、ン十年前私達の子供がやったようにつぎつぎとティッシュを引き出しているこの頃です。あと一カ月後、桜が咲く頃には１歳（猫年では１８歳）になるジル様です。

ジルが家に来た顛末はここで『2009マくンバ』「ジルガーデン」から「ジルサロン」へ

http://homepage3.nifty.com/maria-channel/essay/2009macumba/10jillgarden.htm

成長記録は、Ｂｌｏｇ『魔女のくらしよう』テーマ「キャットジル」にて画像付きで存分に。

http://ameblo.jp/mariachan/theme-10014329214.html

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　年齢の目安

　猫　　　　人間

３か月　２〜３歳

６か月　　14歳

１年 　　　18歳

３年　　　30歳

７年　　　45歳

11年　　62歳

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