ｍｏｍｏがいる『ｐｅｐｅ』

その日、仕事終わりにスナックにいきました。おいしい料理をいただきながら、カラオケのシステムをいろいろ試すことになりました。いるかの『なごり雪』を店のマスター、ママとＲ子さんがランチを賭けて点数対決をすると盛り上がっています。Ｒ子さん、ママ、マスターときて、ランチはご一緒できませんが私も入ってみました。順位も一万人もの人がうたっているのでなかなか上位はむづかしいのでしょう。この歌が4回も店に流れていたのでした。

♪汽車を待つ君の横で

ぼくは時計を気にしている

季節はずれの雪が降ってる

「東京で見る雪はこれが最後ね」と

さみしそうに 君がつぶやく

なごり雪も 降る時を知り

ふざけすぎた 季節のあとで

今 春が来て 君はきれいになった

去年よりずっと きれいになった

深夜のテレビ番組に、音程しゃくりゆらぎビヴラートなどで歌の点数を争い、プロと芸能人が戦うというものがあります。さすがプロだよなというパターンもあれば、なまじプロより素直に歌う素人の方が点数がいいんだというパターンもあります。このスナックで、どちらのパターンかは知りませんが、この二週間で７６８人が歌ったという曲で、わたくし一位獲りました。ちなみに点数は８６点です。

これで思い出したことがあります。それは８年前のさらに一年位前かと思われます。曲名こそ忘れてしまいましたが、子供たちとめずらしくカラオケをしてさて帰ろうかとなった時、二人が二位までに入っていました。さっとひとりが歌って、一位二位三位を〇〇家で独占しきゃっきゃと帰って来たことがあります。

この詳細を昨日ピグで聞いてみましたら、ママが一位更新しＭが更新しＥがいたって感じかなって言ってました。もう若くないし、子供たちもひとり立ちし、そうそう集まることもできない理由もあり、我が家のキラ星伝説のひとつだな。

昨日はさらに下手なら伴奏が消えるというシステムも試しました。Ｒ子さんがお得意の沖縄の方言満載の『童神』を歌い始めました。さすがに沖縄生まれ沖縄育ちなので完璧です。でも情感を込め過ぎたというように音が小さくなり消えました。私達も驚きＲ子さんも『うっそー』と言ってました。

♪イラヨーヘイ イラヨーホイ イラヨー愛しうみしぐぐぁ

（いらよーへい、いらよーほい、愛しき愛児よ）

泣くなよーや ヘイヨーヘイヨー てぃだのを光うけて

（泣くなよ、へいよーへいよー 太陽の光受けて）

ゆういりよーや ヘイヨーヘイヨー 健やかに育て

（霊験あらたかになって下さい へいよー へいよー 健やかに育て）

誰かが入れた曲を誰も歌わないのでしかたなく歌ったことがある『愛の讃歌』をその後何回か歌わされています。それが近頃『ろくでなし』へと変わってきていました、が、あれをやってよとリクエストが入りました。越路吹雪の『愛の讃歌』はめでたく二小節位で消えました。あらよっと！

♪あなたの燃える手で

あたしを抱きしめて

ただ二人だけで　生きていたいの

ただ命のある限り　あたしは愛したい

命の限りに　あなたを愛するの

残念ながら曲名は忘れましたがマスターが一番を歌い始めました。二番に入り皆が見守る中無事歌い切っていました。流石スナックのマスターということでしょうか。

このシステムは楽しいです。ちなみに私の歌った曲名は覚えています。加藤登紀子『灰色の瞳』でした。

♪枯野に咲いた小さな花のように

なんて淋しいこの夕暮れ

とどかない想いを抱いて

なんて淋しいこの夕暮れ

とどかない想いを抱いて

ララララ・・・・・・

楽しかったからまた行こうっと！！！