『ななつ星九州旅行』

おもしろい列車がたくさんあるJR九州にまたひとつ新しい列車が追加されました。それは「ななつ星」！

「ななつ星」とは、九州を一周する超豪華な寝台列車です。車内にはソファや回転椅子などのほかになんとグランドピアノを配置。バーカウンターでお酒を飲みながら優雅な列車の旅を楽しむことができます。車両最後尾のデラックススイートは3泊4日110万円（2人）。JR九州のクルーズトレイン「ななつ星」は2013年10月に第一期の乗車分がスタートします。さあ、羽田へつきました。一路、宮崎空港へ。

あ、電車にはのらないんですね。はい。12/22日曜日～25水曜日、年末恒例の結婚記念日旅行のはじまりはじまり～！

１２/２２　羽田空港でホリエモンの『ゼロ』、『ナンプレ』それぞれ本を買って出発に備える。今回の目標である『ラウンジ利用』を経験した。千円でゆったりできる。いいクレジットカードがあれば飲み物に加えて食べ物も無料なのだとか。ま、いいか。羽田から宮崎空港へ中学の修学旅行以来の九州へ。

良いお天気なので予定を変更して堀切峠へ行くとか。

＜青島・鬼の洗濯板＞を見学。修学旅行で海の方まで歩き集合写真に手招きされて大急ぎで戻ったことを思い出した。

巨人軍の宮崎キャンプの定宿、なでしこジャパンの合宿場所という青島温泉へ。８階から水平線を見ながら恐怖の露天風呂(寒い）と、Ｂ１の大浴場(暖かい）へ。

初日の自由夕食では暗い海辺を歩き『高級割烹・網元』で豪華な刺身盛り合わせ＆にぎりを生ビールで頂いた。８，４００円なり。

１２/２３　　添乗員さんがノッテきている。

『遅れてくる人、３名。来たら相当目立ちます。いいですよ、冷たい視線浴びさせて』

『忘れ物はないですか。ぼーし、けいたい、ホテルのすてきな履き物ではないですか』

（北海道の忘れ物ドジ＆ハワイの履き物ドジを思い出す）

＜鵜戸神宮＞へ。洞窟の中に神社がある造りで階段が降りれば上がらねばならぬ構造だ（あたりまえ）。バスに戻る時、道を間違えた人がいてぐるーっと歩いて鳥居の下でつかまえた。あとで聞いたら、『気が付いたら人が急にいなくなっちゃって後にも先にもひとりになった』って言ってたな。

ここでツァー客から千客万来の熊手を譲ってもらった。スナックを始めるという友達にあげたいと話したらそれならということでいただいた。

＜飫肥（おび）＞を自由散策し小村寿太郎の記念館へ入った。奥さまは一眼レフっぽいカメラを構える。写真が好きらしい。食事時にきさくな御主人と岸恵子似の奥さまと一緒のテーブルになり、ひょっとしてブログでもやっているのかなと思い声をかけた。そしてブログタイトルを教え合った。旅や食やたくさんの写真があって楽しい。同じ位の期間パソコンにはまっている様子が伺える。帰ったらコメントなど交換できたら楽しいな。この時ご一緒したご夫婦は『ブログ夫婦』と名付けた。

＜霧島酒造見学＞で焼酎の試飲、

＜さつま揚げ・かるかん工場＞

＜屋久杉工房＞などの見学、これはツァーにつきものだ。こういう場所では女の子や責任者が並んでお辞儀をして手をふってくれる。バスの左の方にどうぞお手振りを。ホテル出発の時も

『寒い中待っていてくれたお姉さんにお手振りを。寒いのにタイツも履かずにね』

宿は、指宿シーサイドホテル。温泉２か所で６回入浴した。一泊で５回入るという薬剤師の真似をして頑張るが、今回は一晩３回が限度だ。プラスこの日は『砂風呂』経験をし重い砂を乗せられた。記念写真を購入するよね。こりゃあ。

１２/２４『しゃもじとぼうし』と名付けたのは、けんかばかりして行き違っている友達同士だ。

昼食の時、ぼうしがお腹すいていないので御飯を半分にしてほしいと係の人に言い、しゃもじがあまったごはんでおにぎりを作ろうと言いだして、私のおひつからも御飯を集めた。そしてしゃもじについたご飯粒をたべた。皆が『あーっ』と言った。『お嫁に行けませんよー』という声も聞こえ、それで今までのうっぷんが爆発したように自分は常識があリこの人と一緒にしないでと言いたいのかぼうしが言った。

『まったく品位が感じられない、はずかしいんだから！まったくもう』

しゃもじはおこったみたいで

『もういい』

と言い、おにぎりの件はチャラになった。二人で参加しているのだが見学も前後で離れて歩く。しゃもじが御朱印帳をバスに忘れたり、トイレに行く人お土産屋へ入る人と別れる。鵜戸神宮で迷子になったのはぼうしだったことに納得した。

＜窯蓋神社＞で窯をかぶって参拝する人々を見学し、

＜清水磨崖仏＞を散歩し、さらに

＜池田湖＞で『１２月の菜の花』を見て、本土最南端にあるという

＜ＪＲ西大山駅＞で鐘をつき、

＜かもう武家屋敷群＞を見た。『ツァーに似ている人がいる。妹ですか』しゃもじに言われた。同じツァー客で白髪でサングラスの『監督夫婦』と名付けた映画監督のような人の奥さまと姉妹かと思われる。ちがうし。しゃもじはしゃべってみると韓国の人だった。おしゃもじからご飯粒を食べてはいけないという習慣は日本だけのものなのかもしれないなとも思った。

移動時間に暖かいバスでぐっすり眠ることもある。

『景色も代金に入ってますからねえ。寝ている場合じゃありませんよ』

知覧の＜特高平和会館＞見学では戦争に行く若者たちの立派な字と愛があり言葉遣いが素晴らしい手紙に感激した。この会館のことは日本中にもっと知られなくてはいけないと思った。

明日の注意事項、集合時間などを聞く。

『ホテルの食事は朝食券にぎりしめて行って下さいね』

鹿児島での夕食の為に店を紹介してくれる話になり、添乗員さんやバスガイドさんが場所や店を教えてくれている。店が書き込まれた紙もくばられた。

『そろそろお金も少なくなってきたのではないでしょうか。ありますか。忘れてると思いましたか。死んでも忘れません。寝た振りだけはしないでくださいよ』

この旅行中のオプションの食事や見学の代金を徴収された。笑いながら支払った。

夕食は鹿児島の街へ外出をする。さっきもらった紙で選んだ『薩摩ホルモン舗』ヘ行った。クリスマスにはぴったりだと思いますと言われ上タン６枚セットから。炭火焼きでいろんな内臓も全部食べられた。ビールもジョッキ一杯飲めたし、私も大人になったもんだと思う。そのあとラーメンと餃子も食べてから、６階建てビルの屋上にある観覧車に乗った。結婚記念日旅行ということで夫も素直に乗る方向に賛成してくれた。３台/３６台の確率のシースルーをチョイスしたが、１台/３６台と聞いてクリスマスバージョンにすればよかったかなとも思っちゃった。

帰り道、若者がやっている屋台村横町を見学した。そこで同じツァーの人と会い、『仲がいいご夫婦ですね。すばらしい』などと言われる。多分その理由として足や心臓に心配がある夫の支えとして階段を登るからかと思う。実際は夫の腕につかまっているとよそ見ができるのです。景色やらお土産店やら、こっちが楽って話なのでした。あは。

『良いお年を～』八木亜希子の声がした。毎年欠かさず見ているテレビ番組『あかしやサンタ』の終わりの一言だった。『どうして起こしてくれなかったの』『おれも今起きたところだよ』ううむ、ビールが効いてうとうとしてしまった。旅行中のテレビで真夜中に放送されたフィギュアスケート、ショートもフリーも、翌日のインタヴューもちゃんとこなしたのに、ここへきてこの番組を忘れた。しょうがないからそのあとの番組、井川遥主演の『ガラスの家』を見てから寝た。