『ハレオ２０１４』

ＪＡＬＥＯ（ハレオ）とは掛け声のことです。

民謡の合いの手みたいなものです。ハレオが言えるようになるとフラメンコの楽しさが増します。

フラメンコを見て、どんな時でも、グッときたら　『ＯＬＥ！（オレ）』

さぁ、いきましょう！！　『ＶＡＭＯＳＡＬＬＡ（バモスアジャ）』バモジャーやバマジャーと聞こえます

○○ちゃんが素敵だったら　『ＯＬＥ ○○！（オレ名前）』

綺麗だなあと思ったら　『ＯＬＥ！ＬＡ　ＧＵＡＰＡ（オレ　グアパ）』（男性はＧＵＡＰＯ（グアポ））

見た目だけじゃなくて、音楽や踊りもわかってきたら

そうそう！ソレ！！　『ＥＳＯ　ＥＳ（エソエス）』エソエーと聞こえます

いい踊りね！！　『ＢＡＩＬＡＢＩＥＮ（バイラビエン）』

いいギターだね！！　『ＴＯＣＡ　ＢＩＥＮ（トカビエン）』

いい歌だね！！　『ＣＡＮＴＡ　ＢＩＥＮ（カンタ　ビエン）』

嬉しかったハレオは『ＯＬＥ！　ＦＬＡＭＥＮＣＡ』　とか　『ＱＵＥＴＩＥＮＥＡＲＴＥ！』　でした

大きい荷物を携えて電車に乗った。

通り過ぎたようだ。中野まで来てしまった。ホームを変えて一駅戻ろう。

ここ数日、支度のために部屋中を駆け巡っている。

ペイネタやペチコート、つけまつげ、シュウウエムラのつけまつげ用のりなどはネットで買い集めてある。衣装　靴　化粧品　造花　ヘヤ―ピンＵピン　アクセサリーなどを大きいバッグに放り込んで徐々にまとめていく。

５～６か所の生徒さん５０名程がふたつの楽屋に収まる。ステージに近い楽屋には先生を始めとしてにぎやかな連中が集まっている。こちらの楽屋はすいていて静かで丁度良い。

ギターとカンテのお二人を招き前回の一日がかりのリハーサル終えていた、今日は早起きをし派手な化粧を施し、通し稽古のリハーサルで燃えつき疲れ果てた。衣装替えを何度もする人たちは楽しそうだ。アクセサリーまで変えて数パターンを用意してきている。更にレンタルをする人もいる。私も今回２パターン用意した。衣装は２つだが、花とイヤリングをすこしずつ変えてゆく。『グァヒーラ』の時水色の花だったが、『セビジャーナス』でピンクのぼたん、『ファルーカ』と『アバニコのセビジャーナス』でピンクと赤い花だ。

Ｋ教室の仲間であるＭちゃんにはスタイリストがついている。お母さんが化粧をしたりマニキュアを塗ったりし、４歳違いの妹Ｎちゃんはヘアー担当だ。今日はなんとアナ雪のだれとかの髪型だとか。前髪からゆるくねじり後ろはミツアミのお団子になっている。そこに大きな花を付ける。プレゼントしたイヤリングの色も合っていてよかった。そのお礼も頂いてしまいおじいちゃんおばあちゃんにもご挨拶をした。

いつもは会わないＨ教室のウサギ年うまれの人とウマ年うまれの人は来年はないかもという。私も終わりが近いかとも思っていたので『私も体力が危ないわ』と言うと彼女たちは『体力はあるけれど年齢的に』と言う。どうも気力の面のようだ。体力に自信がなくなったのはトラ年うまれのＫ教室でレッスンしている私だけのようだった。

フリを覚えてない、心配でドキドキだと言うウサギとウマ年の彼女達に最近聞いて感心した話をした。

『本番は練習のように、練習は本番のようにっていうよ』

『そりゃそうなんだけど・・・』

ってこの言葉知ってたみたいで感心されなかった。

ライトの調整も今日は時間をかけてやっていたがその成果もあったようだ。踊りを眺めながら、オレ！とハレオ（掛け声）を掛けて下さいね。では、始まります！

プログラム一部
『セビジャーナス・パリージョ版』本番で沢山の客を驚かし、客席からパリージョを打ち鳴らしながら、先生をはじめとする１６人が派手に登場する。

『ファンダンゴ』

『ファルーカ』Ｈちゃんのソロ。

『アレグリアス』

『ガロティン』黒い帽子を手に斜めに並ぶ構図で終わる。かっこよい！

『グァヒーラ』★まりあ

『セビジャーナス』

『ガロティン』

『アレグリアス』

『タンゴデマラガ』

プログラム二部

『セビジャーナス』Ｋ教室のＩさんがカンテを受け持つ。いい声だ！★まりあ

『ファルーカ』

『ガロティン』ご夫婦だけで。素敵だ。

『グァヒーラ』

『タンゴデマラガ』

『Ｋ教室のファルーカ』★まりあ
『ガロティン』Ｎさんのソロ。

『アレグリアス』Ｊ先生のソロだ。フリルがたくさんで真っ白い衣装が映えている。靴音もしっかりしている。スタイルがよい。踊りは超きれい。

『セビジャーナス・アバニコ版』Ｊ先生の合図で客席の後方から本日の出演者★全員が舞台に向かう。舞台の上と下と客席の中ほどにもそれぞれ配置されたように並び、アバニコを振りかざして派手なラストパフォーマンスを繰り広げる。

『挨拶』ギターＭさんとカンテＯさんへの拍手、そしてわれらの先生の挨拶、そして派手なギターの音に合わせ拍手の中、客席の通路を通って出て行く私達。

　『ＯＬＥ！（オレ）』

ハレオの例として

・オレ！＝一番よく使われる代表的なもの

・バモ（ス）！＝さぁ行こう、みたいな意で気軽に使える

・バマジャ＝さぁ行くぞ！みたいなバモスより意気がよいもの

・アリーバ＝上げて！という意で、テンポやテンションアップの時に使う

・ビエン＝良い！という意　ケ・ビエンは何ていいの！という意

・ミラー＝見て！という意

・ア（ル）サー！＝深い意味はないがよく使われる。同様に、ケ・トマなどもよく使われる　

ハレオを言うには実はタイミングがある。

アセントのところで言えばグットです。

ブレリアなどは、最初６や１２でいれてください。

慣れてきたら３、８、１０にも。

タンゴ系は、最初１や５で。

慣れてきたら３、７にも。

ハレオに怖気づいてしまいました、か。

打ち上げ会場へ荷物を持って上がった。　イタリアワイン４杯で他のクラスの人たちとも交流した。そこでー。

『Ｋ教室のファルーカ』に迫力があった、気迫が伝わったって言われたことがうれしかったな。なんか必死で覚えたし男っぽくビシバシ踊るというものだが結構好きな踊りかもしれない。

Ｋ教室の仲間であるＨちゃんのお金をためて留学をするという夢を聞いた。スペインへ２回行ったことがある私はちょこっとアドバイスで、友達の友達がお友達と２人でフラメンコ留学してセビージャで生活していた話や、そこを訪ねてレッスンを見に行ったり、グラナダの洞窟で踊った話や、地中海で泳いだ話などもし、もっと若かったら私も留学したいなどと思ったりもした。

彼女のお母さんも応援してくれているようなので早く実現するといいね。とりあえずスペイン語は単語１００程覚えたらいいよ。なんとかなるからね。応援しています。

店に寄って帰ると言うＫ教室のＩさんご夫婦と別れ、Ａ教室のＮさん、大荷物とアバニコケースといくつもの花束を持ったＴ教室のＴさん、そしてＴさんと帰途に着く。

普段行かないドンキホーテへも行き、肌色の網タイツや水色のアイシャドウを、ローソンでは細い髪ゴムを購入した。頭には楽しい想い出が増え、私の手には娘からの花束もあり今日が終わった。

さて、次回はあるのか？

アメンバーブログ（画像あり）☆
魔女ジュリエット