草刈り物語(空き地)

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『今度来たら草むしりをしてもらおうかな』

『あはは』

夫の実家で言われるが冗談で済ませていた。だってそういうことはしたことがないし、まりあにはムリ、と思っていた。この時期には裏も横も、空き地の雑草が急激に伸びる。実家が自宅になり2年経っている。

 

 

6/19 役所環境課に電話をした。

裏の空き地の雑草が生い茂り、角を曲がる車が迷惑している。事故があってからでは遅いと訴える。区画ごとにあちこち草が刈られるが、ここだけは生い茂っていることが多い。

 

 

6/20次の日見に来てくれた。30年間空き地のままで利用していない所有者から年二回草刈り代金は入っているということなので業者に手配をすると言って写真を撮って帰った。

 

7/6役所とは無関係らしい横の空き地の草むしりが実行された。

朝から草刈りシュレッダーのようなものを使っている音がする。

『きれいになりますね』

話しながら手すりに巻き付いた蔓を取った。そこらの雑草も取り隅に置いた

『ここへおいていいよ。一緒に片付けるから』

そう言ってトラックで帰っていった。

『ありがとう』

ならば、今日は一ヶ月ぶりに小屋のチェックをしようと思っていたが草むしりだと方向転換した。Tシャツの上にナイロンの薄いパーカーを着てズボンに履き替え帽子も被った。手袋をしたのに鎌を持つ手にタコまえのマメまえの擦れができるほど頑張った。

庭の端っこ物干し竿の下や花壇の中の草も。ボケの剪定をしたときのトゲトゲがある枝の捨て方に困って花壇に置いてあったものも一緒に横の空き地に放り込んだ。一時間程経ちまだ雑草はあるけれどとりあえず部屋に戻った。

鏡を見たら顔が異常に赤かった。

ゴボウ茶をゴクゴク飲んでシャワーを浴びた。

赤い顔はなかなか引かなかった。

軽い熱中症?

あは。

 

 

7/7、役所への電話から19日後、裏の空き地Kの草むしりが実行された。朝から草刈りシュレッダーのようなものを使っている音がする。喜んだ私は私の部屋から写真や動画を撮った。その音は一時間続き、コーナーとウチ側だけやったらやんだ。その後作業は中止されている。全部きれいになった写真を撮りたいものだ。

あとで知ったのだがこの作業は近所のKさんの息子さんがしてくれたらしい。

 

 

☆雑草取り 敷地内

ウチの敷地の雑草に石様が除草剤を撒いてくれた。

一時間作業での夏バテもどきになる前にやって欲しかったあ。明日車をどかしておいてくれればフジのほうもやるよって。ウチの家の横も後ろも撒いてくれた。今度、笹も切っておくって。笹は根が深く除草剤では枯れない。鎌で切る。

『それとも来年の七夕の為にとっておく?』

って冗談とも本気とも・・

冗談だよね。

 

 

8/8、O様の前側の空き地の雑草取りが始まった。

向こうだけかと思ったら家の裏側にも手が入った。

 

やっと、さっぱりしました!

 

 

 

 

 

 

 

 

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