魔女の店3

発表会も迫った今日のレッスンはハードだった。

とは言ってもＨは遅れてきて腰が痛いと見学をしている。なによりこの人がフラメンコシューズを履いたところを見たことがない。2年間月謝を払って見学をしている。
Ｍ−ちゃんは先月のレッスン後すぐに事故を起こし首に捻挫のサポーターをはめている。胸も痛いとか。それで今日は見学だ。ここ公民館の管理人という仕事柄、レッスン中も訪ねてくる人への対応や電話や更にお茶を用意してくれたりとレッスンに集中したことがない。

Ｓさんはキャリアウーマンで忙しいので休みも多いがフラメンコレッスンは長いようで安定した踊りをする。

Ｍは他のスタジオで5〜6年の経験はあるが新しい踊りが覚えられず四苦八苦している。ただ、出席率はいい。
Ａはまだ半年くらいの新人で、整体の仕事をしながら初めてのフラメンコに挑戦している。休みも多いのでレッスンも進まない。そのＡが言う。魔女の館に行きたいと。前回は仕事で来られなかったので行ってみたいと言っていたが、急に決まったまりあの館行き。

レッスン後、まりあの先導で森を抜ける。

今日も公民館からの裏道を案内するわけで細道を走り出口には墓もある鬱蒼とした森へ入る。その点を驚かないようにと何回も伝える。森を抜け右へ曲がったらフッと住宅地に入る。車を連ねて庭には今日5台の車がある。前回と同じように小屋の鍵を開けクーラーをつけてからとりあえず部屋へ。

居間で白いちじくとナッツをつまみながら麦茶を飲む。ワインを飲みたいねえと言いながら。挨拶を交わしたテディは予定通りプールへ行く。

二階の２０１〜２０６を案内してから一階の仏間へ寄り写真の説明をし、いよいよ小屋へ行く。

小屋の物を見て、服アクセサリーアロマろうそくぬいぐるみなどをそれぞれが選び、帰って行った。

次回までに服は秋冬物に取り替えます。アクセサリーはランクをアップします。そして値段を付けます。会計はレジスターではなくドラえもんの貯金箱を置いて自己申告で入れてもらいます。

５００円か１００円かの基本ワンコイン、にしようかな。

魔女の店4

アンジェラの秘密特訓をした。

『まりあちゃんおはようございます。日を改めて補習指導お願いします』

アンジェラの秘密特訓第2段をした。

『まりあちゃんアンジェラです。３０日午前中一時間程　補習お願いしたいのですが、時間ありますか』