京都エッセイストクラブ

「カラーパープル」感想文

作品から香りがただよってきます。作者ならではの文体が全体の物語を少しづつ香りにさそってゆくような感じでした。ＨＭ

テーマにぴったりの作品ですね。自分の好みがはっきりする。それは自分らしく生きるっていうことでもありますよね。自己紹介というところでさー私はどんなふうに自己紹介ができるかなってあまりそういう場がないのでまず日記に書いてみようかしら。そして自分をはっきりしたいです。大人の女性になるために・・・。最後の２行とっても印象深いです。ＨＳ

バスローブ、マダムグレの香水、ガムをくわえて家を出る。いいっすねえ。イキなオバさんです。ＹＲ

何とも言いようのない達者な人の書いた達者なエッセイだ。出来れば私も女に生まれて、こんな生活や振る舞いをしてみたかった、と思うのだが、おそらく無理だろう。「好きなものが固まってくるのは人生半分を過ぎたころだ」の下り、納得、男では己の力の限界や自信が固まる頃合いなんでしょう。ＮＹ

ピンと背筋を伸ばし、「わたしはわたし」と颯爽と歩いている女性像が浮かびます。「紫が好きな人は欲求不満」と巷で言われていることも知りませんでした。いいではありませんか。「私は○○が好き」と言えるようになるのは人生半分過ぎたころとおっしゃいますが、自分を大切にしているひとなのですね。ＡＭ

すてきな香りに包まれての生活ってすてきだなあとうらやましく思います。「香り」というのは心地よいにおいのことで、いやなものは香りといわず悪臭にすぎず・・・でも生きて行く上でさけては通れないことでしょう。悪臭があるからこそいい香りへのこだわりというか求める気持が多いのでしょうね。ところで私も紫色が大好きです。香りは金木犀か？私の好きな香りをみつけます。ＫＡ

僕は長くエッセークラブに入っていますが、実は文章や本を読むのは勿論、書くのも苦手なのです。上手く感想は書けませんが〇坂さんのエッセーは現在的で僕らとはちがったしゃれた感じで素晴らしいです。紫は色占いでは必ず欲求不満とは初めて知りました。後輩（男）に服からカバンからクツまで全て紫で統一した飼育係りがおりますが・・・。紫＝高貴とばかり思っていました。は切れの良いエッセーで僕は好きです。ＴＴ

この方はおいくつ位と思いながらシャープな感覚しっかりした描写力、きっと魅力的な人なんだろうなあー。香水についてこんな含蓄があるという事は万事この調子でシャレた人なんでしょう。ＴＴ