○      [『・・・症候群」が面白かった。なるほど思わせて、作者ならではの見方は、やはり女性の目で見ているからだろう。その感性が作品の中でも生かされている。さてもさても魔女はスゴイと思った。　

○      導入部分から素敵ですね。ひき込まれました。生きていくことの大変さへと話が展開していき友達同士支え合うっていうところで、まりあさんは良い友達を持っていらっしゃるのだなあと。ほんとにこれからは友達が大切です。最後もいいですね。内容の工夫に比べて題名は普通の感じがします。

○      いろんな症候群があるものですね。私もこのうちの幾つかを経験し乍ら、人生をおえようとしています。正確にはその歳です。でも、私に限ってまだまだと実は思っているのです。年甲斐もなく、今だに山に憧れています。エッセイも油っけが抜けません。まだまだ悟りが足りないようです。また、玄妙な世界を書いて下さい。期待しています。

○      子どもを持ったものは誰も「うまい巣立ち」を願います。それは鳥や動物でも同じかもしれません。日の差し込む森、落ちた雛、もって帰ろうかとの思い、メーテルリンクの青い鳥から「青い鳥症候群」そして日本人が陥りやすいさまざまな症候群を調べ、うまい巣立ちの後の「空の巣症候群」にならないよう、と注意を促がす。スピーディでうまい筆致です。短い文章の中でこれだけいろんな症候群を書くと、まとまりがつかなくなると思うのに、現代人の巣立ちと親の生き方という大きなテーマをはずさず書かれているのはさすがです。

○      新聞なんかとらないほうがよろしいなあ。

編集雑記
★冥王星が惑星から除外された。星はわからないことばかり。５０年前は火星には運河もあり、そこには蛸のような宇宙人がいるとか学者が言っていた。明治の頃にはハレー彗星が地球に近づいて、引力で５分間空気を奪ってしまうとも言われていた。これから先、一番心配な星はこの地球だ。

★24号のテーマは「忘れられない人」です。秋、たけなわにこれを書いている。予定よりも大幅に発行が遅れた。ごめんなさい。（ＫＥＣ編集長）