由(よ)らしむべし知(し)らしむべからず（修正版）1　　　麒麟

昨日は「第3回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」が倉吉未来中心で開かれた。

秋篠宮家の佳子さまが出席され、その後、我が家の近所を散策されたので、久々に街が賑わった。

2011年に両陛下が来られたときは撮影禁止だったが、今回は可能とのことなので、せっかくの機会だから写真でもと思って出かけたのだが、小旗を手に並んでいる人々の様子をみると、長く待ちそうなので早々にあきらめた。

沿道の人たちは1時間以上待ち並んで、お迎え・お見送りをしたようで、大変だなと思った。お歩きのところの人々はまだしも、お見送り側で並んだ人々のところでは、お顔を見られたのが数秒間だったようで、「車がもう少しゆっくりならいいのに」という嘆きのような声も聞こえたのである。

沿道にいた人たちは待時間が1時間以上であることを知っていて並んでいたのだろうか、それとも、いまか今かと待っているうちに、1時間以上待ってしまうことになったのだろうか。このようなイベントは、分単位のスケジュールが計画され、それに従って運用されているのだが、それは一般の国民には知らされない。

安全を考えて、「由(よ)らしむべし知(し)らしむべからず」なのだろう。

この場合は納得できるのだが、その一方の豊洲移転問題は、このことわざの悪しき例なのだろう。