「ひとりでパリを歩いてみたら」
娘に言われる。そういう娘はなるべく別行動がしたいらしく、部屋はドイツから全部一人部屋。そしてパリイルミネーションツｱーに続きベルサイユ宮殿見物などに申し込んだが今度は同行してこない。鍵をふたつかけ、ナンバーの鍵をし、ベルトをかけていたのにふたが開いたという紙が入っていた。ローテンブルクの街の石畳を引っ張ったせいかスーツケースの車が一つ落っこちて空港の荷物のベルトから降りてきた。私の「パープルマレタ」はもろもろの事情から強制的に２代目にとってかわられた。
「ひとりでパリを歩いてみたら」
そう言われちゃひとりで行かなきゃ女がすたる、というわけでこれからの歩きに備えるマミは部屋で休憩していてもらい。３０分して戻ってこないようなら迎えに行くと言われ出発する。
パリではごみ関係はすべて緑色で統一されているそうだ。ゴミ箱、ゴミ収集車、清掃員の服、バケツなどそれをこの目で確認もした。郵便局の目印は黄色というわけか。はかない靴やはいた靴下、着た洋服や使わないであろう傘を詰め、そんなものが入ったパープルマレタ一号を黄色い郵便局に運び込びました。
英語では「ＪＡＰＡＮ ＡＩＲ ＭＡＩＬ」 ジャパン エアーメイル。
ドイツ語では「ＪＡＰＡＮ ＬＵＦＴＰＯＳＴ」 ヤーパン ルフトポスト。
スペイン語では「ＪＡＰＯＮ ＰＯＬ ＡＶＩＯＮ」 ハポン ポルアビヨン。
フランス語では「ＪＡＰＯＮＡＩＳ ＰＡＬ ＡＶＩＯＮ」 ジャポネ パラヴィオン。
