マドリッド
夢の国スペインの入り口。空港へ着いたとたんオレンジ色のライトにそまる街が・・。トレド
秘密の街か。どこも同じようなおみやげ屋だが、「あの店」は違った。一軒だけだった。不思議だ。グラナダ魅力的な街だ。セビージャ活動的な街、かも。
『スペイン』「1999パープルマレタ」にて。


ここからは
『スペイン』「2003モラーダボルサ」です。
フランクフルト
通過点なので謎の街、パーサーのルッツ君です。


バルセロナ

近代的な街、バルセロナに素敵な制服を着てサングラスをしたかっこいい婦警さんがいた。車に乗ったところで写真を撮っていいですかと言ったら、いいような悪いようなリアクションをした。シェリーが撮ったら、男の人と2人で車を降りてきた。そして写真はいけないと言った。ぺルドン(ごめんなさい)と言った。署まで連行か写真は取り上げられるのかと思ったが、そのまま許してくれた。馬に乗っているおまわりさんもいる。コレは観光用か? スペインのパン屋の充実度は抜群だ。おいしそうな甘いパンがどっさりある。カウンターと椅子があり、飲み物があり、店の中で食べられるところもある。スペインの朝食はパンだ。

バンコ(銀行)へ行く。入り口を入ると吹き抜けの丸いドームで、ホテルのロビーのように奥にカウンターがある。シェリーはミュリエルに教えて貰いスペイン語で両替をした。デパートで3人ともそれぞれ洋服をゲットした。

ネルハ
隠れ家、別荘的な街?その日、その時間のバスチケットが4人分しかない。
「だめよ、5人で行かなきゃ意味がない」
と言ったまりあでした。エスタシオン・デ・アウトブセス(バス駅)でちょっとだけ困った。5人でタクシーでは2台になる。ジョーコは何度も行った事があるので残ると言い出すし、入ってきたバスの運転手に直接尋ねたら、5人大丈夫とのこと。とってもほっとしたのでありました。
「そうそうこの景色」
と左手に見えるコスタデルソルの海を見ながら山を登る。

ネルハで乗り換える為バスを待つ。
「タバコを買いたい」
とジョーコと2人で店に入る。
「ビールをおごるわ」
とジョーコが言う。おじさんが何人かいる店の自動販売機でいつもの赤いパッケージのタバコを1つ買ってから、ビールのグラスを持って、外にある椅子とテーブルに座る。

すぐ前にむこうを向いてバスを待ってる3人がいる。のんびり一服している私たちに気づき
「アーずるいー」
とか言いながら近寄ってきた。みんなで2杯のビールを片付ける。ツアーではないフリーの旅の醍醐味だ。

フリヒリアナ
夢の町、フリヒリアナの帰りは5人が乗れるタクシーだ。タクシーを降りてから吸い込まれるように細い道へと入っていく。素敵な店がずらっと並んでいる。一つ一つ見たいが、その先にはバルコンデエウロパが待っている。なにしろヨーロッパのバルコニーという代物です。海へ丸くせりだしているバルコニーは非常に眺めが良い。日が沈むのをゆっくり待った。そう、ここにいたのが黒猫。何匹いたか覚えていますか?(正解は5匹)

アルムニェカール
本拠地。むかえにきてくれた時私たちの大きいトランクを3つ車のトランクに入れて、発車した途端ガタガタ、ゴンゴンと変な音がした。そのせいで車がいかれ修理したそうだ。申し訳ない。ミュリエルが帰ってくる時あまったユーロをジョーコのマンションに置いてきたそう、そのあとバカチンという意味で tonta とメールがきたそうだ。


バージェが用意してくれたウェルカムフルーツでしょ。


これが3歳の天使、エスペランサさ!


モトリル
私にとっては挑戦の街。雨のモトリルの街 南アメリカではないが、アルゼンチンではないが、イタリアからお母さんを探しに、アメディオとともに、草原を旅するマルコの姿、母をたずねて3000里を思い出しながら歩いてみた。知っている人が一人もいない街でこの街を見たら、この景色を見たら、とマルコの気持ちを考えてみた。角を曲がっても又知らないビルが立ち並ぶ景色に出会う。弱い雨が降り続いている。


若者の店「マンゴ」で買い物をする。店は広くて見やすいつくりだ。昔新宿にあった「タカノ」みたいと言ったらわかってもらえるだろうか。Gパンもレジまで持っていったものの今日は一人なのでクレジットカードを家においてきたのを思い出し、買うことができず次女のおみやげにはランニングとズボンだけになる。


店めぐりをする。ドレスショップには手ごろな値段でシンプルなフォーマルなもの又はレースやシフォンをふんだんに使った舞台衣装のようなものもたくさんある。入りたいそぶりを見せたらドアの鍵をあげてくれた。子供用のフラメンコ衣装も並んでいる。八代亜紀もここへくればウン百万の衣装でなくてもすむのにと思う。


時間も迫ってきたので「アカデミアルナーレス」というフラメンコレッスン場に早めに行く。


バルのショーウィンドウにハムがたくさんふらさがっています。


スーパーマーケットへ行く。ヴィクトルがここの入り口で売っていたポップコーンのキャラメル味を買っている間、バージェとふたりきりになった。何も話せずにミュリエルが早くトイレから帰ってきてくれるように願っていたっけ。今なら・・少しは・・。?Como se dice en espanol ポップコーン? コモ セ ディセ エン エスパニョール ポップコーン(ポップコーンはスペイン語で何と言う?)などと。
さらに、?Como se escribe ポップコーン? コモ セ エスクリーベ ポップコーン(そのスペルは?)などとも。


エラドゥーラのまつりへ行ったが、残念ながら雨だった。


マラガ
ただの通過点、謎の街といっておこう。マラガから3時間でドイツのミュンヘンに到着します。マラガ空港でハモンセラーノを買ったそのときのことでした。ハムやソーセージのパック入りをいくつか選びカウンターへ。100ユーロを、一万円を出しただけなのに、お釣りがないと言う。そしてその場を離れどこかへ両替に行ってしまった。
いくら早朝でもそれくらい用意しとけよ、と思ったのでした。私は小銭を数えるのがいやなんだよねえ。というかできないんだよねえ。店でもばらばらと小銭をばらまきその中からとってもらったりするんだよねえ。ミュリエルがあせってコインを選んで渡してくれるんだよねえ。10ユーロと1ユーロと紙幣と・・。見慣れておくといいでしょう。

欧州連合(EU)に加盟する15カ国の内、ベルギー、ドイツ、ギリシャ、スペイン、フランス、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、オーストリア、ポルトガル、フィンランドの12カ国で、単一通貨「ユーロ」が導入されています。紙幣の表裏とコインの表面は12カ国共通のデザインが用いられていますが、コインの裏面は加盟国各国の独自のデザインが施されています。★2004年1月現在1EURO(ユーロ)は、約141円です。

【硬貨】: 1、2、5、10、20、50ユーロセント、1、2ユーロの8種類。




【紙幣】: 5、10、20、50、100、200、500ユーロの7種類。



そしてハポネサはミュンヘン空港経由で、自宅があるハポンへ飛んだ。(
写真を取り込めたらいいのだけれど・・予備のデジカメで撮ったもののみです。




ユウラクチョウ

楽しい街、思い出がたくさんある街。スーモデナランハ(オレンジジュース)は非常においしい。スペインの飲み物は、シェリー、クバリブレ、カフェコンレチェ、ビノティント。スペインの街を歩いた彼女たちと今日は東京、有楽町のバルにいます。

十字架の部屋でのバイキング形式のランチをします。喫煙組は、ゆるい螺旋状の階段をぐるっと上がる。1階を見渡せる席だ。あさり、いかすみ、サーモン他などのタパス、コーン他などのスープ、パエージャ、パスタ。デザートもあります。いろんなケーキ、そしてコーヒー、紅茶。でも丼一杯食べるぞーと張り切っていたオリーブがなかった。山盛り一皿だけでいいわと思っていた生ハムがなかった。次回は貴賓室で・・と思う。

「インターネットカフェ、行ったねえ」
「レストランボトスのソパデマリスコスはおいしかったねえ」
「ポトスのホテルメリアアルムニェカールのエレベーターにまた乗りたいねえ」
再度写真焼き増しを渡しながらスペイン話に花が咲く。まだ旅が続いている。そして私の飲み物はやっぱりビノティントです。

「ミュリエルは優秀だし、あの笑顔だからみんなに好かれる」
一年前のスペイン旅行から帰り、配属が決まって張り切っていたミュリエルとシェリーだったのに、今の病院をもうすぐやめることを決めたと言うシェリー。せっかくがんばって看護学校を卒業したのにという気持ちから私は
「最初の2年が肝心だった。1年目では不満だったことも、自分の経験も増えて上司の対応も変わってくる。今度は翌年の新人に同じことを思ったりもする。」と言い、「次でとてもがんばって続けなければならない。もう新卒ではない、既卒になったのだから」とも言ってしまった。
「怖い先輩たちと夜勤はつらいよ」
と言うシェリーは一年前より少しやせたように見えた。

彼女たちはタロットカードを忘れていなかった。今日持ってきたかと聞かれる。ミュリエルまでもが楽しみにしているみたいだった。退職後のこと、同棲中の彼との結婚式の時期を知りたいシェリー、いろんな人からのプロポーズを断り続け、元夫と仲良しのミュリエルを占うのは責任重大だ。
勉強するか、忘れたふりか、そこんとこ占ってみるとしよう。

スユア(時空を超える)

fin   
masha     spain