�@医療センター

その年の冬、マミは人生初めての入院をした。

健康に気をつけ毎年検診を受けていたが、がんが見つかった時はステージ４。病名は知らされたが、お腹を開きはしたが、がんを取り去ることはできずに閉じたことは知らされなかった。病院では辛い時でも話ができない時でも『ありがとう』と気持ちを表し、看護婦さんたちから『集中治療室の癒し』と言われていた。

私たち姉妹は東京から横浜から新幹線で通い、病院近くの旅館に泊まり込んだりしてローテーションを組んで母を見舞った。必要なものの調達、日々の洗濯など協力をしながら一か月半を過ごした。

回復に向けリハビリなども頑張り一か月半後退院が後決まった。人工肛門を付け介護３級となったマミでは田舎での一人暮らしはできないだろうと判断し、東京の我が家へ来ることになった。

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