先見の明
あるサラリーマンの話。
会社の朝会で順番にエピソードを話すというものがあったそう。
彼はそこで二十歳の井山を紹介したそうだ。
碁には『棋聖』、『名人』、『本因坊』、『王座』、『天元』、『碁聖』、『十段』というタイトルがある。
その時まだ『名人』の一冠しか獲っていなかったけれど、
『将来、将棋の羽生善治に並ぶ逸材だと思います。皆さん、この名前を覚えておいて下さい』
と言ったそうだ。
そういえば昔々もそんな行事があった。
もし私の番になったら『お香』の話でもしようかなと思っていたことがあったっけ。
ヒーリング効果があり、棒状、円錐形、蚊取り線香状態、などがある形状の面白さなどを言おう。
『ヒッピー』がいる時代『ミュージカルヘアー』では会場の中にお香の香りを漂わせるなど世間の大人にはまだ浸透していないと見ていたからだ。
お香の香りは聞くと言う、ってね。
ま、順番が回ってこないうちにその行事も立ち消えたようだったのでよかったけど。
さて、本日新聞の一面を見ると
『井山裕太 囲碁初の七冠』とあり、
テレビでは『前人未到の七冠達成』と叫んでいる。
今26歳ということは、あの朝会から6年後のこととなる。
因みに将棋の七大タイトルは
『竜王』、『名人』、『王位』、『王座』、『棋王』、『王将』、『棋聖』だ。
将来的には人工知能との戦いも・・・あるとかないとか。