Ｐｕｒｐｌｅ Ｍａｌａｔａ
Ｐｕｒｐｌｅ Ｓｕｉｔｃａｓｅ
大きい紫色のスーツケースを持って待ち合わせ場所へ。一回り大きい水色のスーツケースがきた、きた。新宿駅で旅の始まりの記念撮影、カシャ。成田エキスプレスで、初めての成田空港へ。ここでもカシャ。（おのぼりさん状態？）荷物を預け、うどん食べて、一服して、家族のものに電話して、出発です。ひょんなことからスペイン行きが決まった。
仕事先の病院の廊下ですれちがいざま挨拶を交わす。
「おねえさま おげんこ？」
「バーカ」
そんな私達はフラメンコつながりで話がまとまった。いいチャンスだから行って来たらと話の分かるうちのせんちゃん（主人）のオーケーをとり、決定さ。私（Ｍａｒｉａ）４０代，Ｔｉｚさん（Ｏｒｉｖｉａ）２０代というデコボココンビの珍道中さ。
主な登場人物の紹介です。
ＴＥＺ（ビビアン）黒が好き。黒いＴシャツと黒い膝までのスパッツにずたぶくろ（って失礼？）持って、早足で早口で（カナ？）おでこピカッとしてる４０代の元気者！
みなこ（エビアン）ショートパンツ好き、プロ仕様のカメラを持っている３０代。一番の特徴はピカ一の笑顔。これで看護試験もスルリとクリアー、ナースを目指す。
ＴＩＺ（オリビア）草刈民代さん似の美人。スタイルも良く、頭もよいっぽいくせして性格ずっこけ。そして明るさそこぬけ。
ＭＡＲＩＡ（マリア）妖気漂う陽気でお洒落な魔女。かなわぬユメがありつつ（デビュー？）向上心も消え眠気に弱く、さびついてきている。ぎいー。
スティーブン 機中で会ったチェコ人。
クリスティーナ トレドで会ったスペイン人。
広田さん グラナダで会った日本人。
カルロス ホテルの息子。
やすの マドリッドに留学中、TEZの一人娘。
ＴＥＺパパ ＴＥＺのご主人、金八先生似のギタリスト。
エウヘウニオパパ スペイン一家のパパ。
バージェ お料理上手なその妻。
ヴィクトル エウヘウニオ一家の一人息子、8歳のいたずらっ子。
美穂・さとみ フラメンコ留学している20代の女の子たち。
イザベル 美容師の娘、4歳。
トニー、ホワン、マヌエル グラナダのバルの人々。
ZIN・ダーリン 会社の友達、遠距離恋愛中。
＊＊＊予定表（Ｔｅｚが作ってくれました）＊＊＊
グレコ・サルタン達は何処？ （９月３日〜９月１３日）
９月３ (金)成田発576 12:00/MOSUCUC着17:05、SU299 19:45発22:00 MADRID着 (MADRID）
４ (土)濃いカフェ或いはテ(紅茶)で時差ボケを解消後、いざトレド=バスグレコの家に行ってみよう (TOLEDO)
５ (日)午前＝ｱﾙｶｻｰﾙ、ｶﾃﾄﾞﾗﾙに行くのもよし、又はﾊﾞﾙで一服もよし。夕方=ﾊﾞｽﾏﾄﾞﾘｰ帰路 （MADRID）
６ (月) MADRID11:00 CORDOBA12:42=AVE(新幹線)最高に熱い夏を感じよう！ (CORDOBA)
７ (火)ﾒｽｷｰﾀでｱﾗｰの神とキリスト様に我々の恙ない旅をお祈りしよう！夜10:36〜23:06=列車 (GRANADA)
８ (水)午前飽きるほど地中海を右手に眺めながらｱﾙﾑﾆｪｶｰﾙに向かう。泳げる人はｱﾌﾘｶに向かってｸﾛｰﾙ(拙宅）
９ (木)勝手に過ごすっていいと思わない?市場で果物や海老ﾁｮｰﾘｿを買い込んで食いだめるとか近場小旅行もいい。( “ )
10 (金)午前=ｱﾗﾝﾌﾞﾗ宮殿、ﾌｪﾈﾗﾘｯﾌｪではいやがおうでも写真を撮りたくなるであろうからすてきな服を用意（GRANADA)
11 (土)夜明け前にはサクロモンテから帰宅しよう。サン・ニコラスからのあさひを見たければ・・夕方=バスでマドリードへ(MADRID)
12 (日)ﾌﾟﾗﾄﾞ美術館、ｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞ、友人らの再会等各人の行動最後の晩餐は何といってもﾊﾟｴﾘｬとｻﾝｸﾞﾘｱでしめよ!(“ )
13 (月)マドリー発SU300 AM11:20〜18:00 SU575 19:05〜09:40成田着==14日(機内泊)
14 (火)無事通関後、ラウンジで喉の渇きを潤してから帰ってみては？お疲れ様！でした。
スケジュールから飛行機の手配、宿の予約、主な移動のチケット購入とお世話してくれた私設添乗員（Ｍｓ Ｔｅｚｕｋａ）の大いなる力により、どんどん近づいてくる夢のスペイン王国！Ｅｓｐａｎａ！
新宿ルミネ店）でトラベラーズチェック購入（円をドルに、スペインでドルをペセタに換える）のみ。あとはスペイン語の勉強。昔フラメンコに浸っていた頃、初歩的なことをまとめたノートがあったので大分助かったけど、基本からやりましょうということで、文法、変化、男性単数、男性複数、女性単数、女性複数とかノートにまとめ始めて、こりゃまにあわんと気づき会話に絞ろうと。
よくある分類法で空港、レストラン、ショッピング、交通、ホテル、トラブル（この項一番充実、盗難でも病気でもどんとこい）と場面別に対応した言葉、会話を書き出し、読み方と日本語を書く。英語の５W１Hにあたるものを覚えておけばというせんちゃんの意見でＱｕａｎｔ＝Ｈｏｗ、Ｈａｙ＝Ｗｈａｔ、Ｑｕｉｅｎ＝Ｗｈｏ、Ｄｏｎｄｅ＝Ｗｈｅｒｅ、Ｑｕｅ＝何、をまとめ覚え。図書館から５冊位スペイン旅行関係の本借りてきて、コピーしてそれぞれのジャンルにいろんなきりぬきを張り付ける。インデックスを付けて。これでどんな場面でもスペイン語分かりそう！
しかしマドリッドについた途端、スペイン語の先生でもあるＭｓ Ｔｅｚｕｋａがいたし、一年がかりで勉強してきたオリビアもいるし、ノートを部屋に置いて出掛けてしまう状態となる。