９月３日成田からマドリッド９月３日成田からマドリッド 命の覚悟もし、高額の保険にも入り、乗った飛行機は５万円けちったアエロフロート機。なんてことはない安心の快適な空の旅です。中央の三人掛けのイス。左からマリア、オリビア、そして２１才というチェコの青年。私はたばこを吸うからと言って、左に座った。若者同士にと言う気持ちもちらっと、あったりなかったりしたものだから。
オリビアの隣の外人さん。名をスティーブンといい、仕事の為東京へ来ての帰りとか。食事が運ばれて、ソバの食べ方がわからない様子だったので教えてあげたのをきっかけに、いろんな国の言葉でいっぱいおしゃべりした。
クロスワードパズルを埋めるのがスティーヴンの趣味らしく本を持っていたので、一緒に考えたり、地理にアカルイ私、世界の河とか湖とかいっぱい思い出して楽しんだ。チェコはチェコスロバキアが別れたということ、それでは、Ｊａｐａｎは東京、チェコはプラハ、スロバキアはナニ？と聞く。しっかり何度も聞いたのに、忘れた。今頃夕陽が窓から見えるとスティーブンが言ったので３人で後ろのトイレ前の丸窓へ行った。
まだちょっと早かった。そこで彼の身長が２メートル位あることに驚き（座ってたらわからなかった）その驚いた瞬間の写真あり。そんなこんなで１０時間があっというまにすぎた。
＜ロシアでの乗り換え＞
スティーブンは違う飛行機でチェコへ帰るのでココでさよならをする。
＊手紙（クリスマスカード）＊＊＊I am one of pretty girls who went to Russia from Japan by airplane on this
September 3rd. We talked in English, Czecho, Spanish, and Japanese.I was
very surprised at 2M tall when Steven stand up.I hope you succeed on job.See
you from Maria.（しかしこの手紙は、住所を書き間違えたらしく、チェコを回って１月１８日戻ってきてしまった。）
暗いモスクワ空港（きっとデンコがいるに違いない）を、モスクワにいる私達という不思議さ幸せをかみしめながら一周し、４０分位で２つ目の飛行機へ。“飛行機が海に落ちてもおねえさま一人ぐらいなら助けてあげられるから安心していて。”と泳ぎの達人オリビアは言ったものだ。でも、もしもの時の目印にとＭｉｓｓ Ａｌｉｃｅの６つの十字架がついた２連のネックレスは旅行中ずうっと付けていた。毎日、毎日。
＜これぞアエロフロート＞
まず入った途端の変なにおい。ガタガタの飛行機（部品の壊れあちこち、振動も）。後ろの方でスチュワーデスとたむろしている外人のよっぱらい（風紀委員は？）。フロアゴミだらけ（スッチー掃除しろよ）。トイレの戸閉まらない（しかも汚い）。食事もチンの時間がちょっと足りないってかんじで（あんまり言っちぁ可哀想？）。マドリッドに着いた時、拍手が起こったのだが、こんなに納得できるものは今だかつてなかった。
＜２２時スペイン到着＞
Ms Tezuka, Ms Minakoのお迎えあり。オリビアのフラメンコ教室のお友達というスペイン語の先生、そしてその生徒、その名をビビアンとエビアンと名付ける。
さあ、着きました。ここがマドリッドですよ。ドルをペセタに替えて。オリビア全部替えたので時間がかかり、後ろには長い列が出来ていたっけ。車の流れに秩序がなく、荷物を積み込むのも手間取るし、混み合うタクシー乗り場。ここへ私達２人で降り立ったとしたら・・。お迎えは本当に有り難かった。タクシーに乗り込みマドリッドの街並みを見つつホテルへ向かう。行き先告げるだけでなく、ルートも指定するスペイン語をぺらぺらと話すビビアン。安心した私は窓の外に見とれる。広い道路、ライトアップされた芸術的な建物がこれでもかと続く情景にカルチャーショック、ステキすぎるう。広場もあちこちにたくさんあり像が立って噴水があり、ライトが。アーマブシイ。
そして拠点となるオテルサンタンデルへ到着。ここがまた六本木の街中のようで楽しい店がたくさん。ウーン、ワクワク。目印はプエルタ・デル・ソル広場。このホテルはビビアンがマドリッドに来る時、昔から利用しているそうでフロントのカルロスさんは子供の頃から知っているとか。いま３０ン歳いい人よとあとでオリビアにすすめてた（結婚？）。
荷物を部屋に置き、靴を履き替え、カメラと扇子を持ち、近くのバルへ。ガンバス（えび）、ビーノ・ティント（赤ワイン）、そしてなんと言ってもハモンセラーノ（生ハム）で、welcome
supper？
ビビアンとエビアンに今日の報告。スティーブンのこと、モスクワ空港のこと、二番目の飛行機のすごさなど話してわらいころげた。オリビアはエビアンと初対面である。私はエビアンともビビアンとも初対面だというのに、昔からの友達みたいにすぐなったことに不思議さも感じなかった。マドリッドにサルー（乾杯）。マドリッドのステキさに少しハイな状態で、ハシゴハシゴと叫び二軒目のバルへ行き、ホテルへ帰ったのは何時か覚えていません。私はベッドカバーをしたままのベッドへ倒れ込み（靴も履いている写真あり）オリビアはその間に風呂へ入って私は６時に意識が戻った。ウーサム。