�I９月１２日　マドリッド

８：００　起床

９：００　朝食のため、通り一本向こうのバルへ。ここへ来るのも今日が最後となるわけで、フーゴデナランハを心して飲む。オイシイ。日曜日の早朝、ラストロ（のみの市）へ向かう。ソル広場（ここはタクシーに行き先告げる時の目印）を越え、マヨール広場（この広場はナガミネヤスコが坊さん連れてフラメンコを踊っているのをテレビで見たことがある）カシャ。

　そしてのみの市、昔青山絵画館前でやっていたみたいなバザール。そこでピアス、動く人形（バービーとリス）、エウヘウニオ宅で感激したとっても大きい（グランデ）テーブルクロスと、ナプキン８枚のセットを買う。このクロス、実は大きすぎて使えない。（そしてついでに小さいはペケーニョという）。このテーブルクロスを買うとき、クアント　エス（いくらですか）と言おうとして、ラ　クエンタ　ポル　ファボル（会計をお願いします）と言いかけた私。きゃはずかしい。オリビア隣の店にいて良かったあ。
　今日は結構朝から日本人のグループとよく会う。この人達の旅も複雑そうで楽しい。ポルトガルやエジプトに行っている友人達と合流したりするという女と男の友達だそうで。その中の２人とはロシアの空港で一緒に走り回ることになる。

　　　＜ゲルニカ＆プラド事件＞
　国立ソフィア王妃芸術センターへ。ピカソのゲルニカのみを目指しガラス張りのエレベーターを登る。モノクロの大きな絵。この前でオリビア２０分位も動かずじっと鑑賞している。しびれを切らした私は壁に寄りかかり、オリビアを見張る。左向いて右見たらオリビアが消えた。そのフロアーを何周しても見あたらない。スワ、スペインにひとり。カメラや荷物を預けていた入り口まで降りようとして、グッズの売場をのぞくと、のんきに買い物をしていた。
“おねえさまいなくなっちゃうんだもの、捜したのよ”
“オーイ”

　道を聞きながらプラド美術館を目指す。ここでデレーチャ（右）、イスキエルダ（左）を覚える。ここへ行けばスペインでの目標は全て達成。明日は日本だ。途中の道に、人形がいた。今度は箒に乗った女の魔女（？）１５センチくらいので、トレドのものよりちいさいけれど、ちゃんとした魔女。つり下げるようになっている。全部購入、ウシシ（全部って言っても２こだよーん）。オリビアしっかりねぎってくれた。

　アトーチャ駅（いつもタクシーで来ているところまで今日は歩いて来ていた、しかもグルーッと大回りして）を通り、植物園の横を通り、プラド美術館へ。

なんと閉館でした。人がいっぱいいたけれど、アランブラ宮殿のようにつめよるみたいな光景はなし。日曜日は午前中までということだった。そういえばマニュアルにもちゃんと書いてあるじゃないか。ここまで来て注意散漫、初どじった。でも又おいでとスペインが言っていると、今回行かなかったバルセロナとプラドが私達を呼んでいると・・。疲れて諦めてタクシーで例のソル広場まで。そして歩いて２〜３分のホテルへ戻る。そこへギター４丁届いていた。これを無事日本へ持っていくのが大切な仕事？

　まだ３時。オリビアが一人でもう一度買い物に出たいとあがく。一人で街に出すのは心配と思ったけど、そんなに言うなら一人で行かせてあげましょうと思った途端、日曜だしシエスタ（２時から４時までお昼寝タイム）だったことに気付く。今頃店は皆閉まっている。かわいそうだがあきらめざるをえない。部屋で荷物の整理などしながらおとなしく過ごす。

　　　＜最後の晩餐＞
　６：００　ビビアンとホテルで会う。フロントへことづけておいたのに行き違う、４時には会えていたはずなのに。大きいステキなホテル前のガーデンで、ワインとポテトチップスで時間調整。ラストロ（のみの市）での収穫の品々、プラドへ行けなかったことなど報告して。ここでビビアンから“又おいでという事よ”と言われ、ウームなるほどと思ったわけ。

　８：００　ホテルのトイレを借りてから、そろそろいい時間という事で、ちょっと重厚なお店へ。まだ開いていないのか休みなのか、閉まったままの店内をのぞき込む。ビビアンが前回来たときも休みだかなんだかで入れなかったんですって。他に良いお店は・・・と。タクシーに乗って運転手おすすめの店に賭ける。ここか、ここということで二軒目のしゃれたレストランへ。だってなんたってスペイン最後の夜だもの、今日まで取っておいたパエージャを食べる夜だもの。パエージャのレシピ知りたい人？