⑧９月１０日 アルムニェカール～グラナダ
９：１５ 起床（朝食は昨日買ったケーキ、カフェコンレチェ、林檎、桃）
１０：３０ ビビアンはエウヘウニオパパとリコンファームの件で営業所へ行ってくれている。私はエビアンとオリビアと朝の海岸通りに散歩に行く。暑いけれどさわやかなスペインの朝の海。夜と違ってこれ又いいもんだ。初老の太った夫婦が手をつないで海岸通りを歩いている。タンクトップとショートパンツで（写真あり）。ステキとオリビア感激している。絵はがき買ったり､CD買ったり、私はスペイン記念で我が家の必需品ティースプーン５本セットを３０００ペセタで購入。バゲットやデカボトルの水（ビビアン宅で使用）やコンソメ、ハミガキなども（これは私の家用楽しみ）など買って帰る。
１２：００ 昼食 （バゲット、チョリソー（レバーみたいなソーセージ、バゲットに塗って食べる）それとブドウジュース）。ビビアンが戻り１時のバスに乗るため、急いで急いでバージェの車でバス乗り場まで向かう。この時パパとヴィクトル乗り切れなくて車は発車した。２人は駆けてくるので近道でもあるのかと思ったがバスに間に合わず、お礼も言えず、お別れも言えずさよならとなる。バージェと右ほっぺ、左ほっぺの挨拶を交わし、お礼を言う。ひたすらグラシアス（有り難う）だ。私はこの時、二度と来る事はないんじゃないかという思いと、この親切にしてくれたスペインの人達にもたぶん二度と会えないのだろうと思い、すこし泣きそうになった。
エビアンともここでお別れ。今度会うのは４ヶ月後の六本木となる。余談ではあるがこの六本木の日、近年になく酔っぱらったマリアは、切符買うのに手間どったり、帰りの恵比寿のトイレで出口がわからずこけたり、
（実は行ったことは覚えていないのだ）
（実はこけたときこのまま寝ていたいと思ったことは覚えているのだ）
（いやいかん、よっぱらいみたいじゃんとがんばって起きたことも覚えている）
中央線の中で“気持ち悪い”とつぶやいた私、
（これは知らない）
に、ビニール袋の中身を全部オリビアのバッグの中にだして用意してくれたそう。
“しばらくしておねえさま何と言ったと思う？”
“なんざましょう？“
“ウーン、ハイ，ＯＫって言って袋返したんだよ”（袋使わなくても、気分が直ったって事）。
“さて、何色の袋だったでしょう”
とかクイズ出されて
“ウーン白”
とか答えて、
“いーえグレーです”
などと笑い話に。
“あの日無事帰れたかＴｉｚさん心配してたよう”とＺＩＮちゃんからのメール。
“スペインでの４人が集結したり、もう一人スペイン関係（？）の女の子がいたりで盛り上がってしまったのら”
と返事のメールをしたもんだ。
１：３０ グラナダ到着。ここでドンデかよことお別れ、ラストのマドリッドで又会う予定です。
タクシーでこの旅一番高い宿泊費（２２，９２２ペセタ）というアランブラパレスへ到着。荷物置いて一息ついたら急にテレビがＯＮになり、画面にはＷｅｌｃｏｍ Ｔｉｚと出ている。その他いろいろなホテルの案内出たりして驚いた。こういうのって初めて。
３：００になった。ＧＲＡＮＡＤＡで別れるとき、ドンデにもらった林檎かじってから、アランブラ宮殿へ歩いて行く（だって近いんだもん）。ついてビックリＳｏｌｄ Ｏｕｔで入場券買えず。周りの人も皆焦ってしつこく係員に聞いている。私も混じって色々聞いた（ホントだって）。今夜８時ならＯＫとか明日１０時に来ればＯＫとか。困りきってアルムニェカールのエビアンにＴＥＬ。
”そんなことってあるの？ビビアンにＴＥＬしておくわ。”となったけど今日あとの予定がなくなった。
＜白いＴシャツのさわやかおにいさん＞
参道をバスで降り街で買い物。オリビアはスペインの皿５枚とアスカ（砂糖壺）購入。ジプシーの草はガンと断った。その後インフォメーションへ行き、オリビアはマパ（地図）をもらいにとなりの部屋へ。私はチラシが置いてある休憩室で一服。そこへ日本人の青年が。目が合ったので“疲れたねえ”と声をかけ少し話していたらオリビアも戻ってきて、エジプト、ポルトガルと回ってきた話を聞く。日本語は久しぶりで嬉しいと、一緒に食事をという運びに。
魚のフライとかサラダとかを食べながら、一人旅の大変さ、パスポートは首から下げ、お金はウエストにしまっておくなどと本に書いてあることが一番と実践している様子とか聞く。その後フランを食べてみたいというので店捜し、あまーいプリンでした。三脚を使った写真も撮ってくれて別れる。日本へ帰ってオリビアより写真を、私からは年賀状を。返事なし。又旅行へでも？
＊＊＊広田さんへの手紙（年賀状）＊＊＊
無事生還し就職していますか。エジプトの写真待っています。 ｂｙまりあ
夕暮れの街を歩きデパート（エル コングレス）へ。魔法の絵本２冊購入（どこまでも）。
１０：００頃宿へ。アランブラ宮殿を模して造ったといういいホテルなのに疲れて写真も撮ってない、あんまり。
オリビア黒白タイルのフロ入っていたらドンデよりＴＥＬ。
“翌日のマドリッド行きのバスチケット（１０時）をフイにしても宮殿を見ろ”
と指示あり。私も黒白タイルのフロ（写真あり）入って寝る。